ダイヤモンドには、波長の短いX線や紫外線など人の目で見ることができない特殊な光を受けた際に蛍光を発する特性があります。
実際にダイヤモンド・グレーディング・レポートと呼ばれる宝石鑑定書の「蛍光性」は、ダイヤモンドが特殊な光源下で放つ蛍光の色調や強さを示した項目です。
そんな特性をもつダイヤモンドゆえ、ブラックライトを使ってそれが本物か偽物かを見極めることができます。
なお、ブラックライトの波長は315から400mmの長波長の紫外線です。
そして、蛍光性のインクを使用した紙幣やパスポートにブラックライトを当てると、自然光では視覚できない絵や文字を認識できるようになります。
この現象と同じ原理で、本物のダイヤモンドにブラックライトを当てると青や黄色の蛍光を発します。
これにより本物か偽物かを判断できます。