ダイヤモンドは元素記号C、つまり炭素でできています。
しかしそれはダイヤモンドに限ったことではなく、黒鉛(グラファイト)、フラーレン、カーボンナノチューブなどいくつかの同素体が存在します。
ダイヤモンドは炭素原子が正四面体の形に共有結合したとても丈夫な構造であるのに対し、黒鉛は正六角形に炭素原子が結合し、その平面の間が分子間力で結びついた、薄くてはがれやすい構造をとっています。
黒色不透明で、これは鉛筆の芯などに用いられています。
フラーレンは球状の炭素分子で、数十個の原子からなる構造を単位とする同素体です。
カーボンナノチューブは、多数の炭素原子が筒状につながった物質で、穴の径はナノメートルです。
これは黒色で比較的かたい特徴があります。