ダイヤモンドの作り方<合成編>

非常に貴重なダイヤモンドですが、人工的に作ることができます。

その合成ダイヤモンドの作り方は、高温高圧合成法と化学気相合成法の2種類です。

高温高圧合成法は、原料となる黒鉛(石墨)に鉄・ニッケル・コバルトといった金属からできた液体を溶かし溶媒とします。

そこに高温・高圧の環境をつくりだすと地球の内部と同じ状態になり、次第にダイヤモンドが出来上がります。

この方法だと、窒素が原因で一般的なイメージである無色透明ではなく黄色がかった色合いになるので、色を抜きたいならば窒素と結びつくチタンやアルミニウムを加えます。

そして化学気相合成法は、メタンガスといった炭素を含んだガスを、プラズマや熱で分解させることで基板上にダイヤモンドの結晶を作り出す方法です。

こちらの方法でつくったダイヤモンドは、茶色がかった色合いが多いです。