ダイヤモンドの透明度というのは、石の表面や内部にある小さなキズや不純物を評価したもので、別名「クラリティ」とも呼ばれます。
このうち特に表面の欠点である傷や汚れなどはブレミッシュと、内部の内包物などの欠点はインクルージョンに分類されます。
一方で、ほとんどの内包物については肉眼でその存在を認識することはできません。
そのため、その存在がダイヤモンドの美しさに影響することはありません。
それゆえに、宝石の鑑定士などはそれら内包物のことをあえて内部の特性と呼ぶことも多いです。
そして、それら存在はむしろ天然のダイヤモンドに唯一無二の個性を与えてくれます。
その際の内包物が小さくて少ないほどクラリティのグレードは高くなり、その分だけ高値がつく傾向にあります。