バラの蕾のよう!ダイヤモンド基礎知識 – ローズカット編

ダイヤモンドのカット方法の一種であるローズカットは、ヨーロッパで芸術がもっとも栄えた16世紀後半にオランダで発明されたカット方法です。

当時、その優美で繊細な煌めきは、ヨーロッパ中の王族貴族の間で人気を博しました。

現在もアンティーク市場で非常に人気で、世界中に多くのコレクターがいます。

カット方法は、裏側は平面です。

表側がバラの蕾を思わせる多数の三角形のファセットが組み合わさり、ダイヤモンドの屈折光が輝くようなカットになっています。

電灯が発明される前に開発されたカット方法なので、太陽光や蝋燭の明かりの下で優雅な煌めきを持つのが特徴です。

その後、17世紀になりファセットの数を増やす研究が進められ後のブリリアントカットに繋がっていきます。