大きいほど価値アップ!ダイヤモンドカラット等級の解説

ダイヤモンドの価値は主に4Cで決まるといわれています。

4Cというのは、カラー・カラット・クラリティ・カットの4つの評価要素のことです。

このうちカラットはよくダイヤモンドを評価する上で聞く言葉ではないでしょうか。

カラットを大きさの等級だと思っている人が少なくありませんが、実はダイヤの重さを表しています。

1カラットが0.2gなので、1gのダイヤモンドなら5カラットということになります。

実際は5カラットのダイヤモンドといったらかなり大きい部類で、価格も非常に高価なものになり一般庶民が購入することは稀でしょう。

超お金持ちが指輪として付けていたりします。

庶民が購入するのは0.2~0.4カラットくらいが普通です。

11等級で評価!ダイヤモンドのクラリティ等級の解説

ダイヤモンドにはいくつかの等級が設定されています。

クラリティ等級により質などが違うので理解しておくと便利です。

等級は全部で11種類、その中でも一番下に位置するのがフローレスというものです。

フローレスはない外部部に欠損のあるダイヤモンドなので評価も低く価値もほとんどありません。

逆にアイスリーは極めて希少なダイヤモンドに付与される評価です。

10倍の顕微鏡を利用して確認をしたところ、内包物が一切入っていないダイヤモンドがアイスリーの評価を受けます。

最高クラスのものなので価値も非常に高いです。

ただしアイスリーを扱っているお店は限られています。

ちなみに一般的には宝石店ではお手頃なVS2クラスのダイヤモンドが人気です。

ダイヤモンドの透明度をシンプルに解説

ダイヤモンドの透明度というのは、石の表面や内部にある小さなキズや不純物を評価したもので、別名「クラリティ」とも呼ばれます。

このうち特に表面の欠点である傷や汚れなどはブレミッシュと、内部の内包物などの欠点はインクルージョンに分類されます。

一方で、ほとんどの内包物については肉眼でその存在を認識することはできません。

そのため、その存在がダイヤモンドの美しさに影響することはありません。

それゆえに、宝石の鑑定士などはそれら内包物のことをあえて内部の特性と呼ぶことも多いです。

そして、それら存在はむしろ天然のダイヤモンドに唯一無二の個性を与えてくれます。

その際の内包物が小さくて少ないほどクラリティのグレードは高くなり、その分だけ高値がつく傾向にあります。

もう傷つけない!ダイヤモンドの取り扱い方と注意点

ダイヤモンドは鉱物の硬さの指標となるモース硬度で唯一の10なので、乱暴に扱っても大丈夫だと思っている人は少なくないでしょう。

でも、硬いからといって傷つかないわけではありません。

ここで言う硬いというのは擦ったり引っ掻いたりするときの強さのことで、衝撃を加えれば割れてしまうし同じ硬さのダイヤモンド同士を擦れば傷つきます。

それで、ダイヤモンドの美しさを損なうことがないように取り使うためには、どうすればいいのかというと素手で触らないように手袋やピンセットを用意しておきましょう。

そしてダイヤモンドを落として傷つけないように、クッションとなるような柔らかい布などを下に敷いておくともしものときには安心です。

複数個をもっているときでも、擦れないように一個ずつ扱います。

注意点としてはダイヤモンドは温度変化に弱いので、ストーブなどの近くで取り扱うのは駄目です。

コーヒーなど熱い飲み物も我慢しましょう。

4Cの他にも!ダイヤモンドのファイヤーについて解説

ファイヤーと言うと炎をイメージしますが、ダイヤモンドのファイヤーはダイヤモンドが虹色に輝くことを意味しています。

鑑定書の基準はありませんが、美しさを追求する上で見逃すことができないポイントとなっています。

中で光が分かれることにより発生するものであり、サイズが大きければ大きいほど光の分かれ方が大きく、虹色がしっかり確認できるようになり美しさもアップします。

ダイヤモンドの中で光が屈折を繰り返すことによって、色鮮やかな輝きのファイアが生まれますが、あまり知識がない人はカットやカラットのみで良し悪しを判断してしまいがちではないでしょうか。

ダイヤモンドの美しさを測る上では、ファイヤーは無視することができないポイントです。

屈折率2.41が良い仕事をする!ダイヤモンドの輝きの秘密

ダイヤモンドは非常に美しく輝きますが、これには屈折率が大きく関わっていおます。

ダイヤモンドの屈折率はおよそ2.41ですが、これは他の宝石類に比べてとても高い値で、きらきらとシャープな輝きを放ちます。

ダイヤモンドは分散度も高くファイアと呼ばれる七色の虹のよう光を出し見る者の目を楽しませてくれます。

ダイヤモンドの類似石の中にはもっと分散度の高いものもありますが、それらはファイアが強すぎて上品さに欠けるといわれます。

ダイヤモンドはまさに絶妙な屈折率・分散度をもっている宝石といえるでしょう。

ダイヤの輝きは、屈折率や分散度だけでなくカットの仕方によっても大きく左右されます。

上手にカットされているものは、本当に美しく輝くので価格も高くなります。

バラの蕾のよう!ダイヤモンド基礎知識 – ローズカット編

ダイヤモンドのカット方法の一種であるローズカットは、ヨーロッパで芸術がもっとも栄えた16世紀後半にオランダで発明されたカット方法です。

当時、その優美で繊細な煌めきは、ヨーロッパ中の王族貴族の間で人気を博しました。

現在もアンティーク市場で非常に人気で、世界中に多くのコレクターがいます。

カット方法は、裏側は平面です。

表側がバラの蕾を思わせる多数の三角形のファセットが組み合わさり、ダイヤモンドの屈折光が輝くようなカットになっています。

電灯が発明される前に開発されたカット方法なので、太陽光や蝋燭の明かりの下で優雅な煌めきを持つのが特徴です。

その後、17世紀になりファセットの数を増やす研究が進められ後のブリリアントカットに繋がっていきます。

究極的な美しさ!ダイヤモンド基礎知識 – プリンセスカット編

ダイヤモンドの購入を考える際に、気にかける部分にカッティングがあります。

純度の高さと同様に、どのような見栄えのものを選ぶかで悩む方は多いものです。

プリンセスカットは、ダイヤモンドの繊細さを表現するためのカッティング手法として知られます。

表面上を細かなモザイクで装飾した点が、多くの方に人気です。

結婚式などの特別な席での購入が多いダイヤモンドには相応しいカッティングと言えるでしょう。

細かくカットされたエッジが、光の加減により、鮮やかな色彩を放つ点も、プリンセスカットの特徴です。

宝石類のなかでも、希少価値の高いダイヤモンドには、プリンセスカットのような高貴な感じを醸し出すカッティングが相応しいのです。

【豆知識】ダイヤモンドの歴史について調べてみた!

ダイヤモンドの起源ですがダイヤと呼ばれる原石は、実は歴史においては45億年もの昔であると言われています。

というのもダイヤモンドは実は、地下深くに埋没している炭素が圧力がかかることで生み出されます。

この時ダイヤは、地下深くに埋設されていますが次第に圧力がかかることで火山の噴火や地割れなどで外部に出てきます。

これを見つけたのが古来の王様で後にインドでたくさん見つけることが出来たのです。

その上でダイヤモンドは歴史においては権力の象徴やその神秘性から魔力が宿る媒体石とも言われるようになり、現在では人工的に生み出した人工ダイヤモンドなる者も登場しています。

なお、インドではコイヌールと言うダイヤモンド原石を見つけたものは、覇者となり大陸を統括するとも言われていましたのでダイヤは歴史上では権力の象徴と捉える人もいるのです。

あなたは全部知ってる?ダイヤモンドの形と特徴

ダイヤモンドは特に美しい石として知られており、婚約指輪に使われることも多くなっています。

ダイヤモンドの美しさを引き立てるためには、様々な形にカットしますが、どんな種類があるのも知っておっきたいところです。

一般的な形はラウンドブリリアンカットがあげられます。

上から見ると円型をしており、57~58の細かいカットがされています。

オーバルカットは楕円形や卵型で丸味を帯びています。

縦長の形になるので石が大きく見えるのが特徴的です。

このほかには可愛らしいハート型にすることもあり、若い世代にはとても人気があります。

見た目がキュートということもあり、ピンクダイヤモンドにも利用されています。

四角形の4つのカットが斜めに削れたエメラルドカットはもともとエメラルドに良く用いられておりですっきりとしており、透明感もあります。