もう傷つけない!ダイヤモンドの取り扱い方と注意点

ダイヤモンドは鉱物の硬さの指標となるモース硬度で唯一の10なので、乱暴に扱っても大丈夫だと思っている人は少なくないでしょう。

でも、硬いからといって傷つかないわけではありません。

ここで言う硬いというのは擦ったり引っ掻いたりするときの強さのことで、衝撃を加えれば割れてしまうし同じ硬さのダイヤモンド同士を擦れば傷つきます。

それで、ダイヤモンドの美しさを損なうことがないように取り使うためには、どうすればいいのかというと素手で触らないように手袋やピンセットを用意しておきましょう。

そしてダイヤモンドを落として傷つけないように、クッションとなるような柔らかい布などを下に敷いておくともしものときには安心です。

複数個をもっているときでも、擦れないように一個ずつ扱います。

注意点としてはダイヤモンドは温度変化に弱いので、ストーブなどの近くで取り扱うのは駄目です。

コーヒーなど熱い飲み物も我慢しましょう。

4Cの他にも!ダイヤモンドのファイヤーについて解説

ファイヤーと言うと炎をイメージしますが、ダイヤモンドのファイヤーはダイヤモンドが虹色に輝くことを意味しています。

鑑定書の基準はありませんが、美しさを追求する上で見逃すことができないポイントとなっています。

中で光が分かれることにより発生するものであり、サイズが大きければ大きいほど光の分かれ方が大きく、虹色がしっかり確認できるようになり美しさもアップします。

ダイヤモンドの中で光が屈折を繰り返すことによって、色鮮やかな輝きのファイアが生まれますが、あまり知識がない人はカットやカラットのみで良し悪しを判断してしまいがちではないでしょうか。

ダイヤモンドの美しさを測る上では、ファイヤーは無視することができないポイントです。

屈折率2.41が良い仕事をする!ダイヤモンドの輝きの秘密

ダイヤモンドは非常に美しく輝きますが、これには屈折率が大きく関わっていおます。

ダイヤモンドの屈折率はおよそ2.41ですが、これは他の宝石類に比べてとても高い値で、きらきらとシャープな輝きを放ちます。

ダイヤモンドは分散度も高くファイアと呼ばれる七色の虹のよう光を出し見る者の目を楽しませてくれます。

ダイヤモンドの類似石の中にはもっと分散度の高いものもありますが、それらはファイアが強すぎて上品さに欠けるといわれます。

ダイヤモンドはまさに絶妙な屈折率・分散度をもっている宝石といえるでしょう。

ダイヤの輝きは、屈折率や分散度だけでなくカットの仕方によっても大きく左右されます。

上手にカットされているものは、本当に美しく輝くので価格も高くなります。

バラの蕾のよう!ダイヤモンド基礎知識 – ローズカット編

ダイヤモンドのカット方法の一種であるローズカットは、ヨーロッパで芸術がもっとも栄えた16世紀後半にオランダで発明されたカット方法です。

当時、その優美で繊細な煌めきは、ヨーロッパ中の王族貴族の間で人気を博しました。

現在もアンティーク市場で非常に人気で、世界中に多くのコレクターがいます。

カット方法は、裏側は平面です。

表側がバラの蕾を思わせる多数の三角形のファセットが組み合わさり、ダイヤモンドの屈折光が輝くようなカットになっています。

電灯が発明される前に開発されたカット方法なので、太陽光や蝋燭の明かりの下で優雅な煌めきを持つのが特徴です。

その後、17世紀になりファセットの数を増やす研究が進められ後のブリリアントカットに繋がっていきます。

究極的な美しさ!ダイヤモンド基礎知識 – プリンセスカット編

ダイヤモンドの購入を考える際に、気にかける部分にカッティングがあります。

純度の高さと同様に、どのような見栄えのものを選ぶかで悩む方は多いものです。

プリンセスカットは、ダイヤモンドの繊細さを表現するためのカッティング手法として知られます。

表面上を細かなモザイクで装飾した点が、多くの方に人気です。

結婚式などの特別な席での購入が多いダイヤモンドには相応しいカッティングと言えるでしょう。

細かくカットされたエッジが、光の加減により、鮮やかな色彩を放つ点も、プリンセスカットの特徴です。

宝石類のなかでも、希少価値の高いダイヤモンドには、プリンセスカットのような高貴な感じを醸し出すカッティングが相応しいのです。

【豆知識】ダイヤモンドの歴史について調べてみた!

ダイヤモンドの起源ですがダイヤと呼ばれる原石は、実は歴史においては45億年もの昔であると言われています。

というのもダイヤモンドは実は、地下深くに埋没している炭素が圧力がかかることで生み出されます。

この時ダイヤは、地下深くに埋設されていますが次第に圧力がかかることで火山の噴火や地割れなどで外部に出てきます。

これを見つけたのが古来の王様で後にインドでたくさん見つけることが出来たのです。

その上でダイヤモンドは歴史においては権力の象徴やその神秘性から魔力が宿る媒体石とも言われるようになり、現在では人工的に生み出した人工ダイヤモンドなる者も登場しています。

なお、インドではコイヌールと言うダイヤモンド原石を見つけたものは、覇者となり大陸を統括するとも言われていましたのでダイヤは歴史上では権力の象徴と捉える人もいるのです。

あなたは全部知ってる?ダイヤモンドの形と特徴

ダイヤモンドは特に美しい石として知られており、婚約指輪に使われることも多くなっています。

ダイヤモンドの美しさを引き立てるためには、様々な形にカットしますが、どんな種類があるのも知っておっきたいところです。

一般的な形はラウンドブリリアンカットがあげられます。

上から見ると円型をしており、57~58の細かいカットがされています。

オーバルカットは楕円形や卵型で丸味を帯びています。

縦長の形になるので石が大きく見えるのが特徴的です。

このほかには可愛らしいハート型にすることもあり、若い世代にはとても人気があります。

見た目がキュートということもあり、ピンクダイヤモンドにも利用されています。

四角形の4つのカットが斜めに削れたエメラルドカットはもともとエメラルドに良く用いられておりですっきりとしており、透明感もあります。

5つの工程!ダイヤモンドの研磨方法を紹介します

ダイヤモンドの研磨方法は、窓開け・マーキング、クリービング、ソーイング、ガードリング、ポリシングという5つの工程で行います。

窓開け・マーキングでは、ダイヤモンドの原石の表面に小さな窓のような研磨面を作り、原石の色や包有物の大きさなどを確認し、次の工程の位置を表面に書きます。

次の工程のクリービングは、石目という割れやすい方向を利用して包有物を取り除いたり、原石の形状を整えて研磨するために石を分割します。

ソーイングでは研磨剤を刃に塗り、マーキングしたラインに沿って2つに分割し、ガードリングで別のダイヤモンドとすり合わせ角を摂って丸くしていきます。

最後のポリシングでは、丸くしたダイヤモンドを面をつけるために1面ずつ磨く作業を行います。

ダイヤモンドの「原石」と「ルース」の違い

ダイヤモンドには「原石」と「ルース」という2つの状態があります。

「原石」は採掘された時の状態でダイヤモンドの結晶が石の中に存在しています。

そして「ルース」はその原石から、ダイヤモンドの結晶を削り出した状態で裸石をとも呼ばれます。

「ルース」にするためには、余計な石を取り除くだけでなく、美しい輝きを持たせるためにダイヤモンドの結晶もある程度は削って形を整えていかなければいけません。

「ルース」の大きさは「原石」だったときの4割程度です。

その作業を行う職人は、以下に研磨を少なくできるかという技量が問われます。

また大きい「ルース」を作り出すためには、「原石」の大きさもそれなりに大きくなければいけませんから、価格は大きさに比例します。

ダイヤモンドのイラストの描き方

ダイヤモンドのイラストを描く際には、その光沢を上手に表現することが非常に重要なポイントとなります。

そのカットの状態を忠実に表現する書き方をする人が多いのですが、最も特徴的な部分はその光りかたであるため、この点に注意をして描くことが上手に表現をすることができるポイントとなっています。

実際にダイヤモンドを目の前にして描くことができる場合は非常に少ないため、この場合には1方向から光が当たった際の反射の具合を想像して描くことが重要なポイントです。

ダイヤモンドの光は内部の乱反射によるものであり、これを忠実に再現することが美しいイラストを描くための秘訣となっているため、この高原との位置関係を想像することが大切なものとなります。